試行錯誤の一つ、バイオマスエネルギー研究をしていく上で、四万十川流域の森に豊富にある「ヒノキ」に着目する機会がありました。ヒノキといえば、森の香りの代名詞。
身近にあったヒノキに加え、高知県内ではユズを筆頭に、柑橘類の生産が盛んに行なわれています。ユズもまた、柑橘類の中では群を抜いてユニークな、日本ならではの香りを持つ植物。
柑橘類の精油は搾汁(さくじゅう/果汁をしぼる)をして残った果皮からとることができます。また、精油の抽出が終わったあとの残渣(いわゆるしぼりカス)も堆肥化やエネルギーとして変換することが考えられます。
その持続的仕組みを絡めながら、現在の主力事業である香り成分抽出の研究を始めることとなったのです。
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